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はじめに
近年よく耳にするNFT(非代替性トークン)とはなんのことでしょう?
今回はNFT(非代替性トークン)について意味や特徴、どのように利用されるのかというところを解説していきます!
NFTとは何か
ノン・ファンジブル・トークン(NFT)和名 非代替性トークン
暗号資産(仮想通貨)の基本技術として知られるブロックチェーン(分散型台帳)に存在するデジタル資産です
ブロックチェーンは公共性のある台帳で、誰でもその資産の信頼性や所有権を証明することができる
そのため無制限に複製が可能なほとんどのデジタル資産とは違い、固有のデジタル署名を持ち、「唯一無二」と言われている
これだけではよくわかりませんよね
では少し詳しく書いてみます
そもそも非代替性トークン(NFT)と言われてもピンとこないと思います
では代替性とはなんでしょう、それは変わりが効くという意味です
例えばお金がその代表例です
もし、あなたが東京で1万円を銀行に預けたとします、そして3日後に沖縄で1万円を引き出したとします
この時、東京で預けたものと沖縄で引き出したものは全く同じお金ではありません
しかし、お金としての価値は成立します
このように変えが効くものを代替性トークンと言います
しかしながら非代替性は変えが効きません
例えば、有名人のサインなどが値します
同じようにイチローと書かれていても本人が書いたものでなければ価値はありません
非代替性トークン(NFT)とはこのような意味を持っているのです
NFTサービスの代表例
NFTが使用されている代表例を紹介します
アート分野
アート(例えば、絵画)は資産として投資対象になってきた長い歴史があります
アートが資産価値を認められ、展示会を催せるのも、そのアートの信頼性が証明され唯一性があるからこそ成り立つのです
ところがデジタル空間においては複製が容易であるためその証明が困難で、これまではアートの取引や展示が成立しにくかったのです
NFTを用いれば、デジタル空間にあるアートについてもブロックチェーン上で唯一性を証明することができます
過去の取引履歴や発行母体について誰でもそれが本物であると確認できるのです
この仕組みを使って、デジタル空間でも数多くのアートを展示し、多くの人がそれを安心して楽しめるようになりました
アートとNFTは非常に相性が良く、オークション等、従来のアートと非常に似た販売方式で競りが行われており、二次流通においても既に高額取引が行われています
クリプトアートとも呼ばれますが、まさに資産として取引されるようになってきています
ゲーム分野
オンラインゲームにおいては、プレイヤーが時間やお金を費やして獲得したゲーム内アイテムはいわば「宝物」と言われているものです
しかしこれまでは、そのサービスが終了した場合には、サーバに保管されているプレイヤーのアイテム獲得履歴は消滅し、その時点までに獲得した宝物も無に帰してしまうことになります
NFTを採用したブロックチェーンゲームでは、プレイヤーが獲得したアイテムなどはNFTという形になって現れます
各種アイテムはプレイヤーの所有権が保持され、偽造できず、移送可能であるために、売買を行うことができます
ゲーム内のアイテムをNFTとして発行することで、もしもゲーム提供が終了したとしても、ブロックチェーン上に記録されたNFTは残り続け、あなただけの確かな記録としてそこに残り続けます
さらに、あるゲームで発行されたアイテムが別のゲームでも使用できる「NFTコンバート」というしくみも開発されています
プレイヤーが費やした時間やお金が資産になるような世界がすぐそこに来ているのかもしれません
最後に
NFT、別名、非代替性トークンとは変えの効かない唯一無二の価値を持ったデータである
そしてその特徴からNFTは現在ゲームやアートなど様々な分野にわたって利用されています
そしてNFTはまたその有用性から非常に注目を集めています
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