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はじめに
テクニカル分析とは、仮想通貨をチャートに基づいて分析する方法です
テクニカル分析には
・トレンド系テクニカル分析
・オシレータ系テクニカル分析
・フォーメーション系テクニカル分析
の三種類があります
この記事では、2つ目のオシレータ系テクニカル分析についてまとめました
テクニカル分析とテクニカル指標
テクニカル分析をする手順は2つあります
1、テクニカル指標を表示(計算)する
2、テクニカル指標をもとに、分析をする
表示したテクニカル指標をもとに、分析をします
分析のやり方は十人十色で、人によって違います
代表的なオシレータ系テクニカル指標
・ボリンジャーバンド
・RSI
・ストキャスティクス
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは、標準偏差をもとにしたテクニカル指標です
ボリンジャーバンドは、トレンド系とオシレータ系の両方の性質を持つテクニカル指標で、ここではオシレータ系の性質のみを紹介します
チャートの上下に青色のラインが引いてあり、間が青塗りのバンド(帯)になっていて、
これがボリンジャーバンドです
ボリンジャーバンドは移動平均線から±2σのバンドであり、
ボリンジャーバンドから外れたら、その値は外れ値であり、トレンド変化の兆しです
簡単に言えば、
大体の場合はこのボリンジャーバンドの内側で値動きするはずだけど、
ボリンジャーバンドから外れたら、それは異常事態
トレンドが変わる兆しを示していると言えます
RSI
RSIは「売られすぎ」「買われすぎ」を判別する、オシレータ系のテクニカル指標です
RSIでは、前日比の価格上昇幅が、過去一定期間の騰落幅と比べてどれだけ大きいかを測ります
RSIの計算方法
RSI = 値上がり幅の合計 ÷ 値上がり幅と値下がり幅の合計 × 100
RSIの値は0%〜100%を取ります
0%:全ての日で価格が下落
50%:上がり幅と下がり幅の合計が同じ
100%:全ての日で価格が上昇
ストキャスティクス
RSIと似ていて、過去の高値に接近すると、買われすぎで、相場の天井が近いと判断します
%Kと%Dの2つの線からなります
分析方法(テクニカル指標をどう使うか)
テクニカル指標の使い方は十人十色であり、正解がありません
なのでここでは、もっともメジャーなものを紹介します
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドでは、
「大体の場合はこのボリンジャーバンドの内側で値動きするはず」
「ボリンジャーバンドから外れたら、それは異常事態」
トレンドが変わる兆しを示しています
ボリンジャーバンドを知る上で重要な単語は「自律調整」です
自律調整とは、急騰や急落の途中に見られる小さな反動のことです
自律調整は一時的なトレンドで、長続きはしません
・ボリンジャーバンドを抜けたら、自律調整することが考えられるため、空売りする
・自律調整で価格が下がった時に買う
などの使い方があります
RSI
RSIが70%〜80%を超えれば、上昇しすぎ=買われすぎ
RSIが50%であれば、トレンドは横ばい
RSIが20%〜30%を下回れば、下落しすぎ=売られすぎ
と判断します
順張り
20%〜30%を下回ったら、買い参入
70%〜80%を超えた後、70%〜80%を下回ったら、手仕舞い
50%を超えたら買い、50%を下回ったら売り
逆張り
70%〜80%を超えたら、売り
20%〜30%を下回ったら買い
この時、強いトレンドが発生していないことが条件となります
もし強い上昇トレンドが生じていた場合、RSIは70%〜80%を超え、買われすぎすなわち売りシグナルを出します
しかし、上昇トレンドが強いので、このまま価格は上昇して、チャンスを逃してしまいます
なので、トレンドがそんなに強くない局面や、レンジ相場の時に使われることが多いです
ストキャスティクス
RSIと似ていて、過去の高値に接近すると、買われすぎで、相場の天井が近いと判断します
反対に、過去の安値に接近すれば、売られすぎで、相場の底入れと判断します
紫色の帯を上に超えると変われすぎ、下に抜けると売られすぎという読み方をします
しかしながら、図のように強い上昇トレンドでは、ストキャスティクスは連続して買われすぎ圏で推移します
RSIと同じように、
ストキャスティクスが紫のバンドを上に抜ける
=変われすぎ
=売りのシグナル
という考え方だけで買ってしまうと、損失が発生してしまうので注意が必要です
まとめ
有名なオシレータ系テクニカル指標は、
・ボリンジャーバンド
・RSI
・ストキャスティクス
・MACD
トレンドによってオシレータ系テクニカル指標の使い方を変える必要があり、トレンド系テクニカル指標とうまく組み合わせることが大切
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