[仮想通貨トレード]順張、逆張りについて解説!!!

トレード

Contents

スポンサーリンク

はじめに

基本的に投資目的で仮想通貨を買うのは、「今よりも値上がりするだろう」と期待しているからこそです

しかし、仮想通貨を買った投資家がイメージしている価格上昇のシナリオは大きく2つに分かれることでしょう

その1つは、すでに上昇傾向を示している価格がさらに高くなるというものです

そしてもう1つは、今は価格が低迷しているものの、やがて上昇に転じるはずだという筋書きです

こうして思い描いているシナリオの違いによって、おのずと投資戦略も大きく異なってきます

そう、それが今回解説する「順張り」と「逆張り」です






上昇トレンドとは

順張と逆張りの解説の前に知っておく必要があるのが上昇、下降トレンドです

上昇トレンドというのは、金融市場において価値が上昇し続けている状態を指します

上昇トレンドという用語に関係して「強気な市場」という用語もあります

例えば証券会社のトレーダーが「今週は強気な市場だ」と言う時は、同時に本人がロングポジションを持つことを意味する場合も多いです

ただし、必ずしも上昇トレンドと認識した直後にロングポジションを持つわけではないので注意が必要です

将来的な上昇トレンドを見込んでいる、という状態ですぐにロングポジションを持つのは危険です

また、上昇トレンド中であっても、資産価格は上下する点に注意が必要です

そのため、初心者の方が上昇トレンドの判断するなら長期的な目線で行う方がいいでしょう

長期的な上昇トレンドを見ていると、途中の下落があっても影響は限定的と割り切ることができます

このように、一口に「上昇トレンド」とは言っても見ている時間軸によってどこまでを上昇トレンドと見るかは変わっていきます

一般的に上昇トレンドと言う時は「一定の期間の中での上昇トレンド」という意味になります

MF

そのため、数か月単位での上昇トレンドと数時間単位でみた上昇トレンドは全く異なります

こちらはビットコインの日足チャートを示しています

青色のサークルを見ると上昇トレンドと明らかに言えそうですが、黄色の○印だけをみると下落しています

このように長時間で見た場合と短時間で見た場合で、トレンドが異なることに注意しましょう

様々なテクニカル分析にも共通して言えることですが、長期間を基準にしたトレンド判断の方が予測の確実性は上がります

特に暗号資産はボラティリティが高い商品なので長期足で明らかな上昇トレンドであっても、途中で大きな下落が起きることがあります






下落トレンドとは

下落トレンドとは、マーケットの価格が下落していく期間のことを指します

下落トレンドにおいて、ロングポジションは分が悪く、損失を抱える可能性が高まります

ロングを好む投資家は、トレードから離れる判断をしたほうが賢明でしょう

下落トレンドと上昇トレンドを比べると、上昇の動きは比較的ゆっくりと進行するのに対して、下落する時は一気に落ちてしまう傾向があります

このような事象の原因として、下落が始まるとロングポジションを持っていたトレーダーが次々にポジションを手放すことが挙げられます

また初心者の場合、「買いからエントリーする」という認識が強いことから、基本的には現物を保有する投資家が多くなることがほとんどです

彼らは、価格の急落によって現物を売却するかもしれません

このように参加者が焦ってポジションを手放す動きが、下落のスピードを加速させているのです

さらに、高いレバレッジを利用しているトレーダーが多い市場では、トレーダーが逃げる判断も早いことから、下落が急激に起きる事が考えられます

一般的に下落トレンドではトレーダーは弱気のマインドになりやすく、上昇したら売るというフローが市場で出やすいものです

そのため、価格のさらなる下落を想定しながらトレードすることになります

そのため、タイミングを見計らってショートポジションを入れるのが賢い選択と言えるでしょう






順張と逆張りについて

逆張りの概要

相場の大きな流れに逆らって注文を行うことを逆張りといいます

下落トレンドで買い注文を入れ、上昇トレンドで売り注文を入れることです。

「下落しているときに買い注文を入れると損失が膨らむのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません

たしかに買い注文を入れたのに相場が下落し続けると、損失が膨らみます

しかしもちろん、逆張りは利益を出すために行います

なぜ利益を出せるのかというと、逆張りは「 今は下落局面だが上昇に転ずる 」または 「 今は上昇しているが下落に転ずる 」と信じたときに行うからです

ゆえに下落局面で買い注文をいれても、上昇に転じて利益を出せるというわけです

逆張り注文を行うときは、相場の潮目が変わるポイントを見極める力が重要です



順張りの概要

順張りはトレンドに乗って注文を行うことをいいます

上昇トレンドでは買い注文を入れ、下落トレンドでは売り注文を入れます

買うタイミングを逃さなければ利益を出せるため、比較的だれでも用いることができる投資手法といえるでしょう

またトレンドと同じ方向に注文を出すため、心理的に注文を出しやすいことが特徴です



順張りと逆張り、それぞれのメリットとデメリットは?

順張りと逆張りには、それぞれメリットとデメリットがあります

両者は表と裏の関係にあるので、それぞれの長所・短所も正反対のものとなっています

相場において発生したトレンドは、大きな転換点が訪れない限りは継続していくものです

素直にその流れに乗っていく順張りは、トレンドが生じているという分析が間違っていなければ、利益を得られる可能性があると言えるでしょう

これに対し、流れに逆らう格好になる逆張りは、どうしても高い勝率を望めなくなってしまいます

トレンドが転換するという根拠が固まっていなければ、意に反して流れが変わらず、たちまち損失を被ってしまうというケースが少なくありません

一方で、順張りはトレンドが生じていることを確かめてからエントリーを決めるので、逆張りと比べればどうしても出遅れがちになります

しかも、まだまだ上昇トレンドが続くという予想が外れると、買った途端に上昇が止まってしてしまう“高値づかみ”のパターンに陥りかねません。

その点、逆張りは流れが変わる前から先回りしているので、予想が的中すれば底値で拾えたことになります

ただ、先にも述べたようにトレンドが継続して底割れとなることも多々あるので、軽率な判断は禁物だと言えるでしょう

逆張りの典型的な手法として、「リターンリバーサル」と呼ばれるものがあります

これは、急落した価格は時間の経過とともに相対的に上昇する確率が高くなるという分析に基づいたものです

確かに価格の下落が急激に進むと、過剰に安い水準まで売り込まれることが珍しくありません

いわゆるオーバーシュートと呼ばれる現象で、感情的な売りがそういった動きを誘発しがちです

そうすると、冷静さを取り戻すにつれて下げすぎた価格の水準訂正が行われる可能性が高まってきます

とはいえ、あくまでオーバーシュートしたことに対する反動にとどまるケースも多く、欲を出しすぎると再び低迷局面を迎えてしまう恐れもあります

そういった意味では、トレンドに乗っていく順張りのほうが攻略しやすいと捉えられるかもしれません

トレンドがどこで途絶えるのかは正確に予想できないので、いったん利益確定の売りを入れ、まだ流れが変わらない様子なら再びエントリーするという売買を繰り返していけば、上昇局面で利益を積み重ねていくことも不可能ではありません






順張り、逆張りとも、読みが外れたら深追いは禁物

順張りの場合はトレンドを見極めることが重要なので、チャート分析では「移動平均線」や「ボリンジャーバンド」、「MACD」といった指標を中心に位置づけるのが有効でしょう

これらは、いずれの方向に相場の流れが生じていて、売買のタイミングがいつ訪れるのかを察知することができます

逆張りの場合も先に挙げた指標を見ておいたほうが無難ですが、「RSI」や「ストキャスティクス」といった指標で相場の過熱感を確認するのも効果的でしょう

これらに注目していれば、現状の価格が買われすぎの水準なのか、それとも売られすぎの水準なのかを推察でき、逆張りを仕掛ける参考となってきます

そして、順張りと逆張りのどちらにも言えるのは、読みが外れた場合に深追いは禁物だということでしょう

トレンドが続くと思ってエントリーしたのに下落に巻き込まれ、チャート上の下値支持線(サポートライン)を割り込んだにもかかわらず、再び上昇に転じるのを待って辛抱し続けるというのは危険です

トレンドが続くという前提が崩れていることは、下値支持線を割った時点でほぼ確定的です

だとしたら、潔くロスカットしたほうが深傷を負わずにすみます

冷静に考えてみれば、順張りのスタンスで投資していたにもかかわらず、下落トレンドに転じた後も上昇トレンドの再来を期待して保有するというのは大きな矛盾を抱えています

自覚のないまま、順張りから逆張りへと方針が180度変わってしまっているのです

逆張りにおいても、反発すると確信してエントリーしたのに続落し、下落トレンドの継続がチャート上で確認できるなら、ロスカットを決意する方がまだよいでしょう

依然として反発すると信じていたとしても、いったん撤退しておかないと、どんどん損失が膨らんでしまいます

つまり、順張りは「トレンドが変わったら」、逆張りは「トレンドが変わらなかったら」、ロスカットを決断する合図だということです


http://crypto-assets-program.com/infoforintermediate/trend_technical_indicator/

最後に

今回は上昇トレンドとは何か、また上昇トレンドに対してどのようなアプローチがあるのかを解説しました。通常、上昇トレンドでも下落トレンドでもシンプルな方法は「順張り」です

上昇トレンドの中では「ロング」を、下落トレンドの中では「ショート」をするというのが基本です

特に上昇トレンドの中での順張りは初心者でも非常に分かりやすいのではないでしょうか

もしも上昇トレンドと判断してエントリーを行ったとしても実はそれが誤っていたという可能性もあります

その場合は潔く一旦ポジションを決済して、再度相場を客観的に見る癖をつけることが大切です

その都度、自分のトレードで何がダメだったのか見直す癖をつけましょう

トレンドを見誤っていたのであれば、見分け方についてこちらの記事で解説してあるので、併せてご一読頂けると幸いです






コメント

タイトルとURLをコピーしました