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はじめに
仮想通貨のトレードにおいて現物取引とレバレッジ取引があると言うことはご存知だと思います
そして、一般的には現物取引は堅実でレバレッジ取引はハイリスク、ハイリターンだと言う認識を持っているかなと思います
しかし、レバレッジと言うのは実は高ければ高いほどリスク的には低くなりリターンも悪く無いと言うのが事実です
それについて今回は解説していきたいと思います!
レバレッジ取引とは?
まずレバレッジ取引とは何?と言う方のために簡単に紹介しますと
入金した額に対して掛けた倍率だけ報酬がアップするものだと思ってください
詳しいメリット、デメリットなどはこちらから
ハイレバレッジは実は低リスク??
ここからはなぜ一般認知とは違いレバレッジの倍率が高い方がリスクが低いのかを解説していきます!
口座レバレッジと実質レバレッジ
レバレッジというのは実は2種類に分かれていて、実質レバレッジと口座レバレッジというものがあります
一般的に危険とされているのは実質レバレッジが高いもののことを指しています
例えば入金額5万円に対して10倍のレバレッジをかける
この時の10倍というのが実質レバレッジです
それに対して、口座レバレッジというのは、利用する取引所の上限のレバレッジのことを言います
例えば、最大倍率100倍のA取引所に5万円を入金し10倍のレバレッジを掛けた
この場合、100倍というのが口座レバレッジになります
ここで言うハイレバレッジは低リスクというのは口座レバレッジのことを言っています
なぜ口座レバレッジは高い方が良いのか??
ここまでの解説は簡単ですが、なぜ口座レバレッジは高い方がいいのか?
それについては強制ロスカット、必要証拠金維持率の理解が必要です
では、解説していきます!
必要証拠金
レバレッジ取引は実質入金した金額の掛けた倍率だけ取引できます
例)口座レバレッジ100倍のA取引所で入金額5万円に5倍のレバレッジを掛ける
5万円(入金額)✖️5倍(実質レバレッジ)=25万円
つまり、例では入金額プラス20万円取引しています。これは実質的に20万円の借金をしているということですね
では、必要証拠金とは何か
端的に言えば、必要証拠金は担保のようなもの。 「必要証拠金」とは、ポジションを取るためにその取引額に比例して最低必要となる預託金のことです
では、さらに詳しく、その計算式を解説します
例)口座レバレッジ4倍のB取引所で10万円入金します。そして20万円(0.2)BTCを購入しました。この時は1BTC=100万円です(この時は損益はまだ発生していないものとして考えます)
(20万円(BTC購入価格)+ー0円(損益))➗4(口座レバレッジ)=5万円
この計算式の答えである5万円が例の状況での必要証拠金となります
入金額は10万円でしたよね?つまり10万(入金額)ー5万(必要証拠金)=5万円分の余裕があるということです
必要証拠金維持率
必要証拠金維持率というのは入金される金額に対して購入みの仮想通貨の必要証拠金が足りているかを示す%のことを言います
先ほどの例と同じ状況で説明します
10万円(入金額)➗5万円(必要証拠金)✖️100=200%
ここで出た答えが必要証拠金維持率となります。
強制ロスカット価格
ここで抑えておきたいのはレバレッジには強制ロスカットという機能があるということ
強制ロスカットというのはレバレッジ取引特有のものでユーザーに多額の借金を背負わせないために、取引所が一定のラインで損切りして無理やり取引を成行するということです
そして大事なポイントは強制ロスカットされる%が低ければ低いほどトレードにおいて有利だということです
ここでも上記の例と同じ状況で解説します!
強制ロスカット価格の計算式はこちらです
(10万円(入金額)ー5万円(必要証拠金))➗0.2(BTCの購入価格)=25万円
ここでの答えが強制ロスカット価格になります!
つまり、トレード開始した時のBTCの価格が1BTC=100万円であれば、75万円で強制ロスカット。25万円以上減少には耐えられないということです
そしてまた、覚えておきたいのが、仮想通貨の取引所ごとに強制ロスカットされる%が違うということです
例)上記の通り25万円が強制ロスカットであるとして、Aの取引所は100%まで、Bの取引所は80%までとしましょう
強制ロスカット価格✖️取引所の%なので
A取引所)25万円✖️100%(1)=25万円(強制ロスカット価格)
B取引所)25万円✖️80%(0.8)=31.25万円(強制ロスカット価格)
となります。つまり、取引所の%が高い方がロスカットまでの余裕があり、トレーダーにとっては良いよいうことになります
もしここまでの説明で理解が不十分だと思ったら、こちらの動画がよりわかりやすいかと思うので是非!
https://www.youtube.com/watch?v=203nWJQXrYY&list=LL&index=1
で?ハイレバレッジはなんで低リスクなの?
ずいぶんと長く準備段階の説明をしてしまいましたが、さっきの理屈を理解できた人なら簡単に理解出来るでしょう
今回のポイントとしては、ロスカットは出来るだけされない方が良い、必要証拠金は安い方がいい
ロスカットがすぐにされてしまうということは入金額を全て失うことになります、つまり価格の変動の激しい仮想通貨ですぐにロスカットされるということは価格が上昇したときに得られる利益を逃したことになります
反対にロスカットされづらいとギリギリまで粘ってトレードができるので利益をあげるチャンスが多いということになります
必要証拠金は安い方がいいということですが、ここが今回のハイレバレッジは低リスクということにつながります
必要証拠金の計算式を思い出してみましょう
((BTCの購入価格)+ー(損益))➗口座レバレッジ=必要証拠金
でしたよね!みてもらうと分かりやすいと思いますが、口座レバレッジが高ければ高いほど必要証拠金は安くなります!
例)口座レバレッジ4倍のB取引所で10万円入金します。そして20万円(0.2)BTCを購入しました。この時は1BTC=100万円です(この時は損益はまだ発生していないものとして考えます)
A)(20万円ー0円(損益))➗4=5万円 10万円(入金額)ー5万円=5万円(余裕資金)
B)(20万円ー0円(損益))➗500=400円 10万円ー400円=99600円(余裕資金)
この様にハイレバレッジの方が必要証拠金が段違いに安くなります
そして、強制ロスカット価格の算出方法も思い出してみましょう
(入金額)ー(必要証拠金)➗(BTCの購入額)=強制ロスカット価格
先ほどの例から
A)(20万円ー0円(損益))➗4=5万円 10万円(入金額)ー5万円=5万円(余裕資金)
B)(20万円ー0円(損益))➗500=400円 10万円ー400円=99600円(余裕資金)
A)5万円➗0.2(BTC購入価格)=25万円
B)99600円➗0.2=498000円
ということになり、圧倒的にハイレバレッジであるBの方がロスカットされにくいということがわかりますね!
口座レバレッジは高いに越したことはない
おそらくもう、ハイレバレッジは危なくないということが理解されたかと思いますが、低リスクだけどリターンはどうなの?
と思っている方もいると思ったのでリターンのことにも触れておきます
結論から言うとこれは口座レバレッジは関係ありません。リターンについては全て実質レバレッジが物を言うからなのです
最初に解説しましたが、実質レバレッジに関しては一般の認知と同じで高ければ高いほどハイリスク、ハイリターンになります
しかし、考えてみてください
仮に口座レバレッジ100倍のA取引所と4倍のB取引所があるとします。ユーザー目線では圧倒的にAのがお得です
その理由は同じ実質レバレッジでかけてもAとBではロスカットされるリスクが段違いだからです!
そう言った理由でハイレバレッジの取引所の方がユーザーにっとてはお得と言えます!
まとめ
レバレッジ取引は実質レバレッジと口座レバレッジが存在します
実質レバレッジは高くすればするほどリスクですが、口座レバレッジは高いほど低リスクです
その理由は上記の計算式によって強制ロスカットされにくくなり、トレードを続行できると言う点にあります
実質レバレッジで同じリスクを負うなら、口座レバレッジが高い方がロスカットされにくいのでお得当ことです!
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